シングルマザーの収入格差による違いとは
シングルマザーの生活に欠かせない、年収について平均はいくらなのでしょうか？
平均年収と、収入格差の比較してみて、シングルマザーの平成25年度の平均年収は、291万円となっています。
ただし、ひとり親で利用することができる、さまざまな制度を利用した収入も、含まれた金額となっています。
ゆえに、シングルマザーの人が就労だけで得られる平均年収は、200万円に満たないのが現状です。
ちなみに、シングルマザーではない子供を持つ家庭の平均年収が、600万円ほどとなっていますので、
両者を比較した場合の収入格差は歴然としています。
一口にシングルマザーといっても、さまざまな人が存在しており、シングルマザー間での
収入格差も大きな開きがあります。養育費を別れたパートナーからもらっている人もいれば、
もらってない人もいますし、離婚後、実家に戻って親と同居している人もいれば、子供と親だけで暮らす人もいます。
そして、母子家庭で生活保護を受けている家庭は、母子家庭全体の1割となります。
全体の数に比較すると、一見すると1割は少ないように感じるのですが、10人に1人のシングルマザーが、
生活保護を受けているということになります。
収入格差による手当の制限
2人親家庭と1人親家庭がよく比較されるのは、医療費がタダになる「ひとり親家庭医療」制度です。
誤解されている方も多いのですが、保険がきかない治療に関しては、母子家庭の人でも医療費を
支払う必要がありますし、年収が360万円以上になれば、「ひとり親家庭医療」の制度は適用外となります。
サラリーマンの平均年収が400万円ということに比較すれば、特別母子家庭が優遇されているという訳では
ないのが現状です。シングルマザー間の収入格差によっても、受けられる制度に制限があります。
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